ホーチミン旅行の持ち物リストは、ネットを見ると「パスポート、クレジットカード、現金…」と当たり前のものばかり並んでいて、正直あまり参考にならない。そういうものは言われなくても持っていく。
この記事では、在住者として「これは現地で本当に効いた」と実感した便利グッズに絞って紹介します。ホーチミンは通年で高温多湿、5〜11月の雨季は午後に横殴りのスコールが降り、移動はGrab(配車アプリ)とバイクが中心。日本の旅行とは勝手が違う場面で、地味に効くものがあります。
最後にコピーして使えるチェックリストも付けています。
基本の貴重品(これは説明不要)
ここは手短に。パスポート(残存6ヶ月以上)、現金とクレジットカード(Visa/Mastercardが主流、JCBは使える店が限られる)、航空券のeチケット控え。このあたりは誰でも準備するので、リストとして眺める以上のことはありません。
海外旅行保険だけは付け忘れる人がいるので、キャッシュレス診療対応のものに入っておくと、いざという時に日本語対応の病院で安心です。
以下が本題です。
在住者が本気でおすすめする「あると便利」なもの
折りたたみエコバッグ
ベトナムもレジ袋が有料化され、スーパーやコンビニで袋をくれない、または別料金になる店が増えました。スーパー比較で紹介しているような大型店や、お土産を買い込むベンタイン市場で、エコバッグが1枚あるだけで一気にラクになります。
おすすめは「一気にたためる」タイプ。マーナのShupatto(シュパット)は両端を引っ張るだけでシュッと畳めて、買い物のたびに袋を折り直すストレスがありません。
レインポンチョ(カッパ)
ホーチミンの雨季は、傘だと正直しのぎきれません。スコールは横から吹き付けるし、バイクタクシーやGrabBikeに乗っている時は傘そのものが差せない。両手が空くポンチョのほうが圧倒的に実用的です。雨季の旅行ガイドでも触れていますが、現地の人もみんなカッパを常備しています。
軽くて畳めるポンチョを1枚バッグに忍ばせておくと、急なスコールでも慌てません。コールマンの大人用ポンチョはかぶるだけで上半身からリュックまでカバーでき、繰り返し使えるので使い捨てよりかさばらず経済的です。
携帯ウォシュレット
ベトナムはウォシュレットの普及率がまだ低く、観光地のトイレや屋台街、ローカルな飲食店では「ない」のが当たり前です。日本のウォシュレットに慣れた体には、これがけっこうこたえます。お腹を壊した時はなおさら切実なので、携帯ウォシュレットを1台持っておくと安心感がまるで違います。
TOTOのトラベルウォシュレット(携帯ウォシュレット)YEW350は定番中の定番。タンクに水を入れて使うシンプルな仕組みで、海外旅行の定番グッズです。
経口補水液パウダー
ホーチミンは日中35℃前後まで上がる日も珍しくなく、歩いているだけで汗が止まりません。さらに慣れない食事や水でお腹を壊すと、脱水が一気に進みます。そんな時、水だけ飲んでも追いつかないので、電解質を補える経口補水液が効きます。暑さ対策としても効果的です。
かさばるペットボトルではなく、現地のミネラルウォーターに溶かして使えるパウダータイプが旅行向き。大塚製薬のOS-1パウダーは医療現場でも使われる定番です。
虫除けスプレー
ホーチミンを含むベトナム南部はデング熱の流行地です。蚊が媒介するので、夕方の屋外や緑の多いエリアでは虫除けが欠かせません。予防接種ガイドでも触れていますが、デング熱にワクチンで万全とはいかないぶん、刺されないことが何より大事。ベトナムの薬事情も確認しておくと安心です。
しっかり効かせたいならディート30%のサラテクト リッチリッチ30、肌へのやさしさ重視ならイカリジン配合の天使のスキンベープが定番です。
防水スマホケース+ストラップ
スコールの中でも写真を撮りたい、地図を確認したい場面は多く、防水スマホケースがあると気兼ねなく使えます。さらにホーチミンはバイクによるスマホのひったくりが起きるエリアなので、首から下げられるストラップ付きにしておくとスリ・ひったくり対策にもなります。フォトスポット巡りでも、雨や汗を気にせず撮れるのは大きい。
エレコムのIPX8防水ケースはネックストラップが付属していて、首から下げたまま撮影や地図確認ができます。
携帯用洗濯洗剤
数日以上の滞在だと、汗をかいた服がどんどんたまります。ホテルのランドリーやコインランドリーも安いですが、Tシャツや下着くらいは手洗いで済ませたい時に小分けの洗剤が便利。洗剤の選び方でも書いていますが、現地の洗剤は香りが強めなので、使い慣れた日本のものを少量持つのが無難です。
1回分ずつ個包装のワンパックタイプなら、スーツケースの隙間に詰められます。
衣類圧縮袋
ホーチミンはお土産が安く、コーヒー豆やお菓子、雑貨をつい買い込んでしまいます。帰りの荷物がパンパンになりがちなので、衣類圧縮袋で服のスペースを削っておくと、その分お土産が入ります。
旅行先では掃除機が使えないので、手で丸めるだけで空気が抜けるタイプを選ぶのがコツです。
速乾タオル・除菌ウェットティッシュ
ローカルな宿はタオルが薄かったり、そもそも備え付けがなかったりします。マイクロファイバーの速乾セームタオルなら、汗をかいてもサッと拭けて、洗ってもすぐ乾くので1枚あると荷物が軽い。屋台やローカル食堂ではおしぼりが出ないことも多いので、あわせてアルコール除菌のウェットティッシュも手や食器を拭くのに重宝します(こちらは現地のコンビニでも買えます)。
eSIM(物理SIMの入れ替え不要)
これはモノではなくデジタルサービスなので商品リンクはありませんが、最近の旅行で一番おすすめしたいのがeSIMです。
物理SIMのように入れ替える必要がなく、日本にいるうちに購入・設定を済ませておけば、ホーチミンに着いてスマホの電源を入れた瞬間からネットがつながります。空港のSIMカウンターに並ばなくていいのが本当にラク。Airaloなどのサービスでベトナム用のプランが買えます。
eSIM非対応の端末や、長期滞在で大容量が必要な場合は現地の物理SIMが有利なこともあるので、選び方はSIMカード購入ガイドを参考にしてください。
現地で安く買えるもの(持っていかなくてOK)
以下はホーチミン市内のコンビニやスーパー、ドラッグストアで安く手に入るので、わざわざ日本から運ぶ必要はありません。
- ペットボトルの水:5,000〜10,000 VND(約30〜60円)
- シャンプー・ボディソープ:コンビニで小分けパックが買える
- サンダル・Tシャツ:市場で安い
- 折りたたみ傘・帽子:コンビニや市場で手に入る
- 日焼け止め:現地でも買えるが、日本製にこだわるなら持参してもよい
逆に、変換プラグはベトナムが日本と同じAタイプ中心なので基本不要、ドライヤーもほぼ全ホテルに備え付けがあります。荷物を増やさないのも快適な旅のコツです。
季節別の追加アイテム
乾季(12月〜4月)
紫外線が強いので、日焼け止め・サングラス・帽子があると安心。空気が乾く時期はリップクリームも地味に役立ちます。
雨季(5月〜11月)
スコール対策が主役。レインポンチョと防水スマホケースに加えて、濡れた服を入れる予備のビニール袋、速乾性の服を多めに持つと快適です。雨季の過ごし方は雨季の旅行ガイドにまとめています。
パッキングのコツ
現地での持ち歩き方
ぼったくり・ひったくり対策の観点から、次の点を意識してください。
- 貴重品は分散して持つ(財布とパスポートは別の場所に)
- リュックは混雑エリアでは前に背負う
- スマホはストラップ付きケースにして、歩きスマホは避ける
- 大金は持ち歩かず、ホテルの金庫に預ける
帰りの荷物対策
ベンタイン市場やスーパーでお土産が安く手に入るぶん、帰りの荷物は増えがちです。スーツケースに余裕を持たせて出発し、衣類圧縮袋でスペースを作っておくと安心。コーヒー豆や食品は真空パックのものを選ぶと荷崩れしません。
持ち物チェックで使えるベトナム語フレーズ
買い物や調達のときに使える、短くて実用的なフレーズです。
- 「Ở đây có bán kem chống nắng không?」(ここに日焼け止めは売っていますか?)
- 「Cho tôi một chai nước」(お水を1本ください)
- 「Tôi cần mua áo mưa」(カッパを買いたいです)
- 「Có tiệm giặt gần đây không?」(近くにランドリーはありますか?)
まとめチェックリスト
基本の貴重品
- パスポート(残存6ヶ月以上)
- クレジットカード・現金
- 航空券(eチケット控え)
- 海外旅行保険
在住者おすすめの便利グッズ
- 折りたたみエコバッグ
- レインポンチョ(カッパ)
- 携帯ウォシュレット
- 経口補水液パウダー
- 虫除けスプレー
- 防水スマホケース+ストラップ
- 携帯用洗濯洗剤
- 衣類圧縮袋
- 速乾タオル・除菌ウェットティッシュ
- eSIM(出発前に設定)
しっかり準備して、ホーチミン旅行を思い切り楽しんでください。空港から市内への移動方法や最初の1週間でやることもあわせてチェックしておくと安心です。
関連ページ
- 空港→市内の移動方法 — 到着後の移動手段
- 雨季の旅行ガイド — スコール時期の過ごし方
- お腹を壊した時の対策 — 食あたり・脱水への備え
- ベトナムで買える薬ガイド — 持参すべき常備薬
- SIMカード購入ガイド — eSIMと物理SIMの選び方
- ぼったくり・ひったくり対策 — 貴重品の持ち歩き方








